こむぎらい日記

日常を絵日記に

読書

【読書】「とかげ」室生犀星

暑い暑い夏を感じる室生犀星さんの随筆 とかげ 明るい日光というものは、また夏の午後過ぎというも のは余りに明るすぎて、しんとして物寂しいものであ る。深夜などと違った物静かさで、かげなども極く短 い真昼には心をしずめていると何か啜り泣きをしてい…

【読書】富嶽百景

くすっと笑った このとき井伏さんは登山服であったけれど 太宰さんはドテラしか持ち合わせてなかった むさ苦しいと思って せめて角帯をしめ、麦藁帽をかぶってみたものの やはりおかしい 井伏さんは気の毒そうに 身なりなんか気にしないほうがいい といたわ…

【読書】福翁自伝

他にも遊女からを装って贋手紙を書いたり、 人をだまして河豚を食べさせたり、 緒方塾でのエピソードがとにかく破天荒 どことなく森見登美彦さんの小説にでてくる 学生さんのような雰囲気がした 塾のことがあるから勿論桶だの丼だの皿などあろう筈は ないけ…